怪我対策
はじめに
バスケのようにドリブルで走っていきなりストップ動作を加えてフェイントしたりシュートしたり、それに加え接触が多い競技なので他のスポーツよりも怪我しやすいです。
軽度の痛みがあるときはキネシオテープでテーピングという方法もありますが、テーピングに興味を持った方はこちらをご覧ください。医療機関も頼ってくださいね。
http://www.battlewin.com/howto_taping/achilles_03/index.html
今回はアキレス腱の怪我対策を紹介します。
ちなみに日本整形外科学会ではアキレス腱の断裂は次のように述べられています。
「アキレス腱断裂は、踏み込み・ダッシュ・ジャンプなどの動作でふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋) が急激に収縮した時や、着地動作などで急に筋肉が伸ばされたりした時に発生します。腱の退行性変性(いわゆる老化現象)が基盤にあると考えられています。」
私が大事だと思う栄養素はこちらです。対象者の年齢、生活習慣、嗜好によっても変わってくるので参考程度に考えてください。
ロイシン…たんぱく質の合成、肝機能↑、筋肉の成長・維持
リジン…免疫抗体・ホルモン・酵素の材料、組織修復
フェニルアラニン…筋肉成長のドーパミンやノルアドレナリンの材料
トリプトファン…精神の安定、睡眠
グルタミン…胃腸のエネルギー源、筋肉の疲労回復
プロリン…コラーゲン合成
テストステロン…筋肉の維持・増加、骨の維持・増加、気力の安定
脂質…テストステロンの材料
ビタミンD…テストステロンの材料、カルシウム吸収促進
ビタミンE…抗酸化作用、血行促進
ビタミンK…骨形成促進
ビタミンC…抗酸化作用、コラーゲン合成
ビタミンB1…糖代謝、神経機能維持
カルシウム…骨歯形成、筋収縮
マグネシウム…カルシウム補助
鉄…酸素を全身に運ぶ
BCAA…筋肉分解抑制、筋肉合成促進、筋グリコーゲン促進、疲労回復
シトルリン…血管拡張、アルギニンに変化
実際に最近、アキレス腱の断裂をした40代のバスケ愛好家にピックアップしてみましょう。お酒を飲み痛風がある方なので(プリン体分解)そこも考慮しました。
怪我により運動量が落ち負担をかけないために極端に体重を絞る人もいますが、けがを治すこと(筋分解させない)が優先されるのでバランスの良い食事を心がけましょう。
例1
枝豆ご飯
鶏肉カシューナッツ炒め
冬瓜のそぼろあん
きゅうりとパプリカの酢の物
例2
きのこ炊き込みご飯
鰻卵とじ
ポテトサラダ
さつまいものレモン煮
あさりの味噌汁
その他
鮭ときのこのホイル焼き
チンジャオロース
酢豚
オクラ納豆
じゃこと海苔の卵焼き
高野豆腐の含め煮
この献立には上記に挙げた栄養素が入っています。
気になった方はコメントもしくはお問い合わせください。
緑黄色野菜はビタミンが多く、免疫や疲労回復にも関わっているので詳しくはこちらをチェック☆
緑黄色野菜 ※第6回バスケコラムへ
参考文献
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/achilles_tendon_rupture.html
バトルウィンによるテーピングの巻き方
http://www.battlewin.com/howto_taping/achilles_03/index.html
岡田隆、竹並恵里 監修 株式会社ナツメ社 筋肉をつくる食事・栄養パーフェクト事典 2018.3.6