第19回(2020)バスケコラム 種実類
はじめに
こんばんは。10月になって急な環境の変化があり、いろいろバタバタしている筆者です。しかし、趣味の語学勉強など好きなことはできているので心は健康です。
いいなと思った言葉を紹介します。
”Wichtig ist nicht die Anfstellung, wichtig ist die Einstellung.”
重要なことは配置ではない、重要なことは心構えだ
ドイツ語でサッカーの有名な監督がおっしゃった言葉だそうで、意味も音も気に入っています。
さて、今回は種実類についてお話ししますよ。
この時期は栗や銀杏など旬なものが多いですよね。種類によって豊富なものが異なりますので順番にみていきましょう。
まずはスイーツにも使われるくり!
国産と中国産のものが多く出回っています。小さいけれど甘い天津甘栗は食べやすいですよね。ヨーロッパやアメリカでとれるものはマロングラッセに加工されます。ゆで栗の成分は糖質が30%、たんぱく質3.5%、脂質0.6%です。
種実類だからといってすべてのものが脂質豊富というわけではないことがご理解いただけたかと思います。
次はぎんなん。
いちょうの木になる実で、糖質37%、たんぱく質5%、脂質2%です。茶碗蒸しに入れたりしますが、あの独特のにおいは苦手です。良薬は口に苦しといいますか、ぎんなんはカリウムやビタミンCが豊富です。
お菓子に使われることが多いアーモンド。
実は桃の仲間でスイートアーモンドとビターアーモンドがあるそうです。初耳です。日本で出回っているものはアメリカ輸入のスイートアーモンドで脂質54%、たんぱく質19%、糖質10%含みます。その他カリウム、カルシウム、リン、ビタミンB2と栄養豊富なので食べすぎない程度で補食に向いています。最近だと、お菓子メーカーからアーモンドを使った健康向けのお菓子が販売されていますよね。
こちらも洋菓子に使われるカシューナッツ。
ブラジルからの輸入で脂質48%、たんぱく質20%、糖質20%含みます。シュークリームやエクレアなどの上に飾りで乗っていたりします。
皮を剥くのが面倒な落花生。
マメ科ですが、成分が異なるので種実類に分類されます。小粒種と大粒種があり、小さい方が脂質含量が多く、脂質48%、たんぱく質25%、糖質11%です。
様々な料理に使われていちばん馴染みがある、ごま。
白、黒、黄色、茶など種類があり、私も白ごまや黒ごまをストックしています。東南アジアやアフリカから輸入されています。胡麻和え以外にもごま塩和えや酢の物に入れています。脂質52%、たんぱく質20%、糖質8%含み、カルシウム、鉄、ビタミンB1、B2、Eが豊富です。見た目も華やかになり、栄養価もアップするのでいろんなものに入れています。
その他、くるみやマカダミアナッツ、ヘーゼルナッツ、ピスタチオなどがあります。アイスのフレーバーでよく見るようになりました。個人的に本場イタリアのピスタチオをいつか食べてみたいと思っています。
語学勉強していると国の食文化にも触れるので、行ってみたいというより食べてみたいの方が強くなります(*^-^*)
参考資料
瀬口正晴・八田一 編 新 食品・栄養科学シリーズ 食品学各論 第2版