WPP大阪バスケプロジェクト  栄養ブログ

2020年でブログを終了することとなりました。

夏バテ対策

はじめに

いよいよ秋に近づき、運動量も増えてくる時期ではないでしょうか。しかし、夏ダラダラと過ごしてしまいいざ動くときに身体を重く感じたり不調の人も出てきます。

それは夏バテが原因かもしれません。まだまだ暑さは続くので調子を崩さないよう方法を紹介します。

 

そもそも夏バテの原因は

①暑いからとアイスや清涼飲料水ばかり摂っていませんか?

胃腸の働きが弱くなることで消化吸収能力も下がり食欲不振になり、必要な食事量、栄養が摂れずにすぐバッテリー切れになります。

②練習がハードで疲れて何も食べずに寝てしまうことはありませんか?

疲労している分、身体はエネルギーを欲しています。食事を摂らないと一生懸命練習やトレーニングで鍛えた筋肉が身体を循環させるために動き筋肉量が減ってしまいます。固形物は摂りにくくてもゼリー飲料(エネルギーゼリー)やフルーツならまだ口にできますよね?少し回復したときに食事でしっかりと栄養補給をすればいいのです。毎日疲れて食べられない場合は練習そのものや生活習慣を見直すべきです。

③第1回目でも触れましたが喉が渇いたと感じてから水分を摂っていませんか?

汗や尿で大量の水分だけでなくミネラルも出ていくのに、補充するのは水だけだと体液が薄まり飲水行動が止まってしまう自発的脱水に陥ります。

④第3回で触れた体温調節に自律神経が関係しますが、クーラーの温度が低すぎると外との気温差で乱れてしまいます。

 

練習のしすぎでも夏バテのような症状が出ますが、実はオーバートレーニングの可能性もあります。重症だと精神異常にも悩まされ競技復帰も困難のため、トレーニング量に見合う十分な休養と栄養を摂りましょう。

 

やはり早期の疲労回復ではないでしょうか。

日々の運動でエネルギー源として使われるのは糖質、脂質、たんぱく質がありますがほとんど糖質です。脳のエネルギー源は糖質のみということでまずは

①エネルギー源の糖質

②糖質を効率よくエネルギーに変えるために必要なビタミンB1

③そのビタミンB1の吸収をよくするアリシン

④抗ストレス作用のあるビタミンC

⑤食欲増進効果のあるクエン酸香味野菜、スパイス

を組み入れましょう。

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睡眠で休養をとることも必要です。食事は食べてから消化吸収に時間がかかるので運動が終わって出来るだけ早く意識してとると疲労回復に効果があります。これで暑い夏を乗り切り元気よく秋を迎えましょう!

 

参考文献

若松和紀 新版図解スポーツトレーニングの基礎理論