WPP大阪バスケプロジェクト  栄養ブログ

2020年でブログを終了することとなりました。

成長ホルモンの役割

はじめに

こんにちは。前回体温を下げる方法を紹介したときに睡眠についても少し触れたので今回は睡眠にも関係のある成長ホルモンについて書きます。

 

成長ホルモンの役割は主に5つです。

成長ホルモンの役割

①骨の成長

②筋肉の維持、代謝UP

③肌の代謝UP

④脂質代謝UP

⑤脳(意欲・記憶)の向上

 

そして成長ホルモンを出すにはポイントがあります。そもそもどのタイミングで分泌されているかというと運動直後と睡眠中に多く出ています。

f:id:osabskpj:20190910213628p:plain

図1 成長ホルモンの分泌ポイント

①起床後すぐに日光を浴びる(1416時間後にメラトニンが分泌)

②睡眠2時間前に過度な飲食をしない(特にカフェイン、アルコール)

③入浴は低めの温度でゆっくりと

④睡眠30分前は自分なりの入眠儀式を

⑤眠くなってから床に就く。布団で15分以上眠れなければ再び起きる。

 

起きて日光を浴びることで体内のサーガディアンリズムという約25時間周期のものがリセットされて同調され、夜に眠くなります。夜勤で朝帰り…なんて人は日光を浴びると眠りにくくなるのでサングラスをして日光をカットする工夫もあります。

睡眠2時間前とありますが、食事をして消化吸収に約2時間―5,6時間かかるので食事は早いほどいいです。カフェインは覚醒してしまい、アルコールは血圧を高めるため睡眠の妨げになります。両者とも分解に時間がかかるので内臓の負担も大きいです。

睡眠前は自分なりのこれをしてから寝るというのがある方が眠れるという方もいるので参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

眠れない原因は此処にあるかもしれません!

夜遅くのアルバイトなど環境の変化で欠食や夜食が増えていませんか?

本来の生体リズムではないので消化吸収がうまくできなかったり、休まるはずの内臓はフル稼働。そうすると食事が原因で生体リズムがくるいます。他にも日光、睡眠は生体リズムに強く関連があります。

 

参考文献

編者 灘本知憲 仲佐輝子 発行者 曽根良介

新 食品・栄養科学シリーズ基礎栄養学

発行所(株)化学同人4版第1刷2015310