第12回(2020)バスケコラム 心の知能指数を高める
はじめに
皆さんは読書されますか?学生の時はよく図書室にこもって読み漁っていました。新刊が出るたびワクワクしていたのが懐かしいです。最近は名言や気づかされることが多く学びになるので漫画を読むことが増えていますが、今日は自分磨きに役立っている本を紹介します。
心の知能指数(EQ)とは
自分自身と他者の心の動きに気づいて理解、気づきを用いて自分自身や人間関係をうまくマネジメントする力のことです。
なぜ、EQが大切かというと感情に支配されて後悔する行動をとることがなくなるからです。「本心ではないのに、心任せに感情をぶつけてしまった」
たった一度の行動で取り返しのつかないこともあり得ます。
更に本書によると
“トップエリートの9割はEQが高く人生の目的を達成するには重要” とあります。
そしてEQにはスキルが4つありテストを受けて最も低いスキルを優先的に対策することで変化を実感します。
EQの4つのスキルは個人的なスキルとして自己認識と自己管理があり、自分の心の動きを認識し続け行動や傾向をコントロールする力です。社会的スキルは社会的認識と人間関係管理があり、他者の気持ちや行動や動機を理解して人間関係を改善させる力です。
ここでは私がテストを受けて最も低かった自己管理について少し紹介します。
自己管理スキル
人が行動を起こすとき、あえて起こさないとき表に出るスキルで、状況や人に対する感情的な反応をコントロールする力です。恐れにとらわれてどう行動したらいいのかわからなくなる、一歩も前に進めなくなることありますよね。物事がうまくいかないときとっさに深く考えずに行動する、私もよくやってしまいます。でも不確実性を受けいれて自分の心と向き合うことで選択肢を探す力をつけられます。
テクニックとして17つ本書には記載されていますが私が特に意識して実行している3つを紹介します。
・感情と理性のリストを作る
・毎日問題解決の時間を取る
・変化がすぐそこまできていることを認める
感情と理性のリストを作る
ストレスや悩みがあるとき、感情と理性の対峙に気が付いたら紙の左半分に感情がさせようとしていること、右半分に理性がさせようとしていることを書きます。慣れてくると頭の中で出来るようになります。
感情によってどのように判断力が鈍っているか感情が伝えようとしているのに理性が無視していることは何か整理することで、頭がすっきりして知識が使えるようになり感情にのまれることが減ります。
「感情によって判断力がどのように鈍っているか」
「感情が伝えようとしているのに理性が無視していることは」
この2つを自問してみてください。
毎日問題解決の時間をとる
最近決めたことや悩みを毎日15分だけ “ただ考えるだけ” の時間です。音楽を聴きながら…のように “○○しながら” は集中力が欠くのでお勧めしません。睡眠前がいいかもしれませんね。ちなみに以前はランニングで自分の考える時間をキープして走り終わるころには心も身体もスッキリさせていましたが、それとは別で時間を取っていました。
変化がすぐそこまできていることを認める
変化がどんな結果に繋がるか、不意を突かれずに謙虚でいることが大切です。自分が自己管理スキルを上げることでどんな変化が起こるか、何のためにやっているか確認しましょう。特に重要な自分が備えておきたい変化のリストアップを定期的に行ったり行動の選択肢を書き込むことで驚かされることはないでしょう。
今回私が紹介したものはほんの一部にすぎません。
EQスキルに限らず頑張って身につけたものも継続しなければ簡単に元通りです。学生の頃努力して覚えた公式も勉強しなくなれば全く分かりません。もっと自分のことを知りたい変えたいと思うならやり続けることが大事です。最も私はまだまだで上に成長するしかないのでこんな楽しみなことはないとワクワクしています。本書はEQオンラインテストを受けられるので現状と成長が分かりますし、何より成長すると周囲の評価が変わりますし自分自身も変化に気づくのでご興味をもたれたのであれば購入することをお勧めします。
参考資料
トラヴィス・ブラッドベリ―、ジーン・クリーブス 著 EQ2.0 EMOTIONAL INTELLIGENCE2.0 「心の知能指数」を高める66のテクニック 株式会社サンガ発行